心筋梗塞の原因


死に到る病であり、日本人の死亡率でもトップクラスに位置する心筋梗塞。
流石、できる事ならその症状が出る前に予防しておきたい病気です。
発症率を完全に0%にするは難しいかもしれませんが、リスクを軽減させることは十分にできます。
そのためには、ひとまず心筋梗塞になる原因を知っておく必要があるでしょう。
原因さえわかれば、それを回避することで予防が可能となります。
一層、心筋梗塞の定義は、「血管による閉塞」「冠動脈の痙攣による閉塞」「血管の乖離、動脈瘤などによる閉塞」といった事由によって、血管が滞り、血液がそれより先に流れなくなった状態を指します。
つまり、血管の閉塞というのが症状の中心です。
この症状が起こる原因は、血栓を生み出してしまう原因と同義として良いでしょう。
血栓が適うメカニズムとしては、血液の中に脂肪などの不純ものがまざり、血液がどろどろしてしまう状態が慢性化し、それがプラークとなって、血管の内側に付着するという状態が第ワンステップとなります。
そこから一層そのプラークが繊維化し、巨大な塊となって出向くのが第2段階です。
そうして、その巨大化したプラークが血管の閉塞、あるいは剥がれて血管を過ぎ行き、ある箇所で詰まってフタをしてしまうという状況が第3段階、そして心筋梗塞の発症ということになります。
つまり、血液に脂肪などの不純ものが大量に交ざり、どろどろになって仕舞うことが心筋梗塞の原因なのです。

心筋梗塞の分類


ひと言で心筋梗塞と言っても、その種類は様々です。
そうして、その分類方法も複数存在しています。
ひと度、時間による分類があります。
例えば、発症から72時間以内の時点における心筋梗塞を「急性心筋梗塞」と言います。
つまり、症状が現れているうちに酷くなっていうわけではなく、忽ち心筋梗塞になった場合です。
急性心筋梗塞は、非常に危険な状態です。
それ以外では、72時間からひと月までの期間における心筋梗塞を「最近の心筋梗塞」、ひと月以降を「過去にあった心筋梗塞」といった分類の仕方をします。
次に、壊死した部分による分類方法です。
心筋梗塞になると、高確率で血管が詰まった先の部分が壊死します。
そうして、冠動脈の病気である以上、壊死する部分は心臓の一部である可能性が思い切り厳しく、その位置によって名称が変わってきます。
例えば、心臓の筋肉の壁が内側、外側共に壊死している場合は「貫通性梗塞」となります。
内側のみの壊死だと「非貫通性梗塞」です。
そうして、血管閉塞部における分類もあります。
どの血管が詰まったかによって分類する方法です。
この場合、心臓の前方部なら「前壁梗塞」、横なら「側壁梗塞」、下なら「下壁梗塞」、背面なら「後壁梗塞」等といった名称になります。
また、その箇所によっては「前壁中隔梗塞」等のように、再び具体的な名称になります。
尚、これらの分類によって症状に差異は生じますが、兆候が大きく変わることは早く、分類に関係なく病院での治療は必須です。

とりあえず自己診断を


狭心症や心筋梗塞という病気は、早期発見が非常に重要となってきます。
最も心筋梗塞に進行してしまうと、助からない可能性が飛躍的に上昇してしまいます。
この病気の死亡率が良いのは、いまや助かりようがない状態で病院に運ばれるという状況が極めて多いためです。
最も、急性心筋梗塞で亡くなるケースが手広く、それを事前に防ぐ事が最重要課題となります。
心筋梗塞で死亡するという最悪のケースを防ぐためには、狭心症の段階で止めるということが大切です。
そのためには、自己診断が重要となってきます。
つまり、病院へ行くかどうかの自己判断です。
それには、狭心症のシグナルなのか、ただの胸痛なのか、というところを見極めることが必要となってしまう。
狭心症や心筋梗塞の症状は、他のいくつかの病気と重複している部分があります。
例えば、急性大動脈解離や胸部大動脈瘤破裂などが挙げられますが、これらの場合も大病なので、これらと心筋梗塞を戸惑うということに意味はありません。
いずれにしても病院直行コースです。
問題となるのは、胃痛や急性肺炎など、さほど小気味よい病気の場合です。
殊更気胸や肋間神経痛と誤ってしまうケースが多いですが、このケースが断然危険です。
これらの病気の場合は病院へ行くほどでは無いというのが実状で、それと間違ってしまうと、狭心症や心筋梗塞のシグナルが出ていても、病院へ行かないという状況が生まれてしまいます。
こういった病気と狭心症、心筋梗塞の明確な症状の違いはありません。
ただ、肋間神経痛ものの、突き刺すような痛みが一瞬あるだけというケースは、案外可能性は小さいと考えられます。
ある程度の時間痛みが貫く、あるいは定期的に痛みが生じるという場合は要注意です。